遅刻しましたっ!すいませんっ!
weeklyと名乗っておきながら執筆が間に合わず、一週間とばしてしまったことをお詫びします~~!!
春の陽気があまりにも気持ち良すぎて、キャンプばっかり行って
仕事してないとか、そんなんでは、、けっして、ないんです、よ、、
ついに完成したconcosの焚火台"GLASS"の
発売、出荷準備の段取りに追われ続けてしまって、
他のお仕事にまったく手が回らず、SNS他、モロモロ疎かになっていました。
申し訳ありませんでした~~!
皆さんの投稿やキャンプ風景に癒やされながら、ひたすら作業に打ち込む一週間となりました。
今回完成した焚火台"GLASS"
完成まで1年半以上の時間を費やしました。
国内に相談できる工場も無ければ、
何から準備したらいいのか、
そもそもどこに相談すれば良いかもわからない。
本当にゼロからのスタートでした。
社内では、
ドン!ドンっ!バーーン!!って置いて
ゴゴゴゴゴって燃やして、それが、こう!
スッゲぇかっこええええって感じの!!やつ!
という感じの説明をした時のあの
チームスタッフがポカーンとしていた風景が鮮明に思い出されます。
そんなスタートではありましたが
イメージだけはしっかりと見えていて、
がむしゃらにそれを少しづつカタチにしていきました。
とにかく必死に。できることからやっていきました。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、
concosは複雑なギミックを用いたり、タクティカル〇〇といった感じの製品は開発していません。
シンプルな構造であったり、素材感や経年を楽しんで、ずっと使い続けられる道具を作りたいと常々思っています。
ジーンズやアメ車のように。
何十年経っても、カッコいいものはカッコいい。
サビても穴が空いても、むしろ味だと言ってもらえる物を創りたい。
そういう想いで焚火台の開発も進めました。
デザインから造形、素材やサイズ感等々、
一年半の開発期間を振り返ってみても、この想いは
最後までまったくブレることはありませんでした。
これからも変わらないのではないかと思います。
変化や進化しないのではなくて、信念の部分は、という意味で。
複雑なギミックや、最新のトレンドを感じさせるものは、キラキラしてカッコいいなと僕自身も感じたり羨ましく思うこともあります。
が!うちはうち。
concosはこれからも、シンプルだけどガシガシ使ってなんぼでしょう!
なブランドで行きますよ~~~!
今日はそんな"GLASS"の製造風景を皆さんに公開!!
焚火台がどうやって造られてるかなんて、
中々見る機会もないと思うので、実際どんな工程を経て、どうやって造られているのかご紹介しちゃいます★
まずは画面に映る不思議な画像。
これ、企画創案から起こされたデザインを
工業デザインとして作成し直し、
実際にレーザー加工する機械にデータを記憶させて
微調整を繰り返しながら実際に鉄板を切り抜く作業へと進んでいきます。
そして前回動画でご紹介したこれ。
記憶されたデータを読み取って、3.2mm厚の鉄板に寸分の狂いなく、レーザーで紋様を切り出していきます。
本当に何回見てもすんごいです。
"GLASS"の紋様は非常に精密に切り出す箇所が多くて
1枚の鉄板を切り出すのに要する時間は、、、
なんと、3-4時間かかります。
工業ラインを1日使用しても、日に2-3枚しか鉄板を切り抜けないんです。
"GLASS"の生産には、とんでもない時間と手間がかかっているんですねえええ。
見て下さい。そんな工程を経て切り抜かれた美しすぎる鉄板。
レーザー機器の性能でその精密さ、美しさは変わります。
2mm前後の薄い鉄板では絶対に出せない風合いと迫力があります。
模様を複雑にしすぎても、切り抜き過ぎて空洞が多くなっても
炎が綺麗に見えなかったり、紋様が美しく浮かび上がりません。
ここで、切り出された鉄板は一枚づつ厳しいチェックを受けた後
ここから先は鉄職人の手作業で加工されていきます。
まずは手足で機械をコントロールしながらプレスをかけ、均一に湾曲されていき、限りなく真円に近づけていきます。
演舞を舞うようにスムーズに湾曲させていく光景はめちゃくちゃカッコよかったです。
職人さんってほんとに凄い!!
この時、鉄板の厚さが均一でない海外加工の鉄板や薄いものだと、
歪みや厚さにムラが起こりやすく、割れや歪みの原因となり、耐久性にも関係するそうです。
海外加工の鉄製品でよく見かけるトラブルはこういった背景があります。
そして、円状になった接続部分と底面を手際よく溶接していきます。
寸分狂わぬ加工技術は、まさに日本で叩き上げられた職人のなせる業と言えます。
こうして完成品した"GLASS"の
その美しい曲線、溶接痕は一台一台に個体差があり、その痕跡に職人の魂が宿っているのです。
concosが"GLASS"にあえて塗装や防錆の処理を行わないのは、黒皮鉄の経年による風合いの変化や無骨な素材感、
職人の魂までを製品として届けたいと考えているからなんです。
さて、製造の風景いかがだったでしょうか?
開発時、僕はこの焚火台をロマン焚火台と言っていたのですが、本当に生き物のように想いや魂が乗っているような
そんな感覚があって、ロマンを感じていました。
こうして、実際の製造風景をご紹介できる日が来て嬉しく思います★
決して安価な品物ではありませんが、
我々のモノづくりの情熱と職人の魂を込めて創り上げた
素晴らしいモノであると、胸を張ってお伝えできます!!
というわけで、今週の?weekly concosは
ついに完成した焚火台"GLASS"について熱く語らせていただきました!!
また開発秘話や裏話なんかもご紹介していけたらな~~なんて思っています。
機会があれば是非実物も見ていただいて、我々の魂を感じていただけると嬉しいです~~!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
それでは、また来週お会いしましょ〜〜
★/ 〃 \☽/~~
always be by your side.
concos.