concos field luncheon 開発ストーリー

concos field luncheon 開発ストーリー

はじまり

 

concosフィールドランチョン
その開発はひょんなことから始まりました。

 

コンコス製品の開発者である私は
普段のキャンプやアウトドアでは
いつでもパラフィンの帆布生地を持ち歩いています。

 

そして、こんなギアが
コンコスの生地で
あったら良いなぁ
というアイデアをいつも探しています。

 

 

そんなある日
いつもキャンプで大活躍していた
フィールドラックとその天板(アルミ&竹)ですが
なんと、この日は
天板を忘れてしまいました。

 

「あれがないと細いものが倒れたりやバーナーの足がハマって困る...」

 

そこで代用できるものを探しまわり
あっ!これはもしや?と閃いて
敷いてみたのです。

 

コンコスの生地を。

 

この瞬間にフィールドランチョンの開発はスタートしました。

 

 

 

 

 

試行錯誤の日々

 

初めてフィールドラックの天板代わりに使ったキャンプから
フィールドラックにピッタリ合うサイズに生地を切って
テストを繰り返しました。

 

生地が1枚の構造だと、
軽すぎて風で飛んでしまったり
テーブルとしてはなんとか機能するものの
どこか頼りない...。

 

 

この問題を解決するために
中に薄いマグネットシートを入れて試作しました。
ところが、パラフィン生地が厚く
磁力が弱くなってしまい意味がありませんでした。

 

次に裏側のみ生地を薄くしてみました。
すると、磁力はある程度改善されたものの、
やはりどこか頼りなく、決め手にかけるものでした。

 

なにより生地を2層にして
マグネットシートを入れると
原価コストの部分が全くクリアできず
アルミや木製のフィールドラックの天板と
売価が変わらなくなってしまう...

 

そうなるとせっかくのアイデアにも
魅力を感じることができませんでした。

 

こうして開発は停滞してしまいました。

 

 

 

 

ユーザーさんの声から完成へ

 

そんな最中、CCBが発売になり
ユーザーさんの声もちらほら聞こえてきました。

 

ユーザーの皆さんは
本当に様々な使い方をされていて
自分では思いもつかなかった使い方や悩みを
カスタムしたり、改善したり
自由に工夫していました。

 

その中にCCBの底を補強するために
中板をDIYして入れたり、仕切りを入れたりして
使っているユーザーさんを何人も目にしたのです。

 

 

フィールドラックの天板をつくることに
固執しすぎていた事に気が付き
そもそものコンコスの生地の本質に立ち返りました。

 

59cm×34cmのマルチシートとして
考え直してみたのです。
そうすると糸がほどけるように
開発が進みはじめました。

 

自由に使えるのが1番楽しい!!

 

広げれば、フィールドラックの天板として使えて、
ランチョンマットやテーブルマットにしてもカッコ良い!

 

折りたためば、フィールドラックのハーフ天板にもなるし、
バッグの中敷きや間仕切りにもなる。

 

地面に置いてしまえば、
ソロシートや座布団代わりにだってできる!!

 

 

0.81mmの生地が2層になっていれば
十分な厚みと、重量があり
ハトメを付けることで、
フィールドラックに固定もできる。

 

めっちゃ良いやんっ!この1枚!!

 

 

思い切ってマグネットシートを抜いたことで
大幅なコストカットと自由度も上がり、
販売可能な条件が整ったのです。

 

 

試作品の意見をユーザーさんや
SNSのフォロワーさんからいただき
楽しみにしてくださるお声を沢山聞けたことで

 

concos field luncheonは
concos製品のラインナップに並ぶこととなりました。

 

 

小さいけれどすごいやつ
シンプルだからこそ自由

 

Fieldをhackする
ミニマルマルチシート
concosフィールドランチョンを
手にとってもらえたら嬉しく思います。
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